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Writer's pictureAya

40代、50代のキャリアチェンジ

普段様々な方とお話を聞く中で『ここ10年で大きく変わったな』と思うことがあります。それは、40代、50代の方が転職を含むキャリアチェンジを考えていることです。日本にいる日本人で、いわゆる昔ながらの大企業にお勤めの方からもこの話を耳にすることは珍しくありません。



25年ぐらい前までは日本では『30歳過ぎたら転職はできない』と言われていましたが、私が2004年にMBAを終了して転職活動をしたときは30歳でも問題がありませんでした。でもその時は『40歳まで』という感じだったかもしれません(あまり覚えていないのですが)。


現在、40代、50代で転職を考えている方の中には、今までの経験を次の世代に伝えたい、新しいフィールドで役立てたいと考えていることが多い気がします。より良い収入、より高い肩書、というより、今までしなかったこと、今までと違うことに興味関心をお持ちのようです。


Aさんは外資系大企業でかなりの職位まで行ったところ次はどうしよう、という気持ちになったそうです。上司や先輩の後を追うだけではなく、リタイアまでの約10年、自分が最後にやり遂げたいことを明確化することで、晴れ晴れとした表情でご自分でお決めになった次のステップに進まれました。


Bさんは老舗大企業から出向で関連会社のトップとなり、次は本社に戻るのが本筋だけれどもそれとは違うことをしたいと考えていらっしゃいました。頭におおよそのイメージがあったものの、全く具体性がなかったところから、ご自分が大事にしたいこと、仕事上の価値観などを言語化し、そこから何をしたいか明確にすることで方向性が明らかになりました。今はお仕事の傍ら、新しいことに行くための下準備などを楽しそうになさっています。


Cさんは金融一筋で20年強のキャリアを持ち、確固たる知識と経験をお持ちでした。そして、数年後にはそれを活かしてスタートアップや中小企業の役に立てたいと仰っています。お話を伺っていくと、安定したキャリアを捨てることへの不安があったのですが、話を進めるうちに「ギャンブルかもしれないけれど、やらないで後悔はしたくない」の一言を仰っていたのが印象的でした。


Dさんはアシスタント的な事務やパートの仕事、途中キャリアの中断があったりしたので、最初はあまり『次のステップ』に消極的でした。でも、お話を聞くうちにだんだん「でもやっぱり何かしてみたい」とおっしゃるようになり、そこからDさんの好きなこと、得意なことなどどんどん挙げていくことで『人に関わる仕事がしたい』と気づきを得ました。そこからの動きは早く、現在はパートをしながら次のステップに行くための学びをなさっています。


皆さんどなたもやってみたい気持ちと不安の間で揺れていらっしゃいました。それは当然のことだと思います。少なくとも今のままだったり、明確なルートに乗っていれば安定はほぼ確定です。でも、それを捨ててでもしたいことがあるって素敵だなと思いました。


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